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ゲノム遺伝子について

 

病気・遺伝子検査・治療について

 

ゲノム遺伝子について

遺伝子は親から子供に、どのように受け継がれるのですか?

遺伝子は精子を通して父親から、卵子を通して母親から子供へ受け継がれます。(ミトコンドリアのDNAは母親から受け継がれます。)例えば、ある遺伝暗号の一部分で、父親からC型を、母親からT型を受け継ぐと子供のこの部分の遺伝子型はCT型になり、父親からも母親からも同じC型を受け継ぐと、CC型になります。

自分の遺伝子は、親や兄弟と比べてどの程度違うのですか?

子供は父親と母親から半分ずつ遺伝子を受け継ぐので、子供は親と半分遺伝子を共有しています。実は兄弟姉妹も、各々半分の遺伝子を共有しているのです。法律の言葉では、父母は「一親等」、兄弟姉妹は「二親等」と、扱いが異なりますが、「血のつながりの濃さ」という点では自分と父母、兄弟姉妹は同じなのです。

遺伝子型を知るためにはどのような方法がありますか?

遺伝子は血液以外に毛根、口腔粘膜などにも含まれますので、採血をしなくても調べる方法はあります。遺伝子型を調べる具体的な方法には、遺伝子を直接判定する方法や、人工的に遺伝子の一部分を増幅してから判定する方法などがあります。

遺伝子解析では、遺伝子の一部分を解析するのですか、それとも遺伝子全部ですか?

遺伝子を解析する場合には、候補遺伝子アプローチ(特定の部分を決めて解析する方法)とゲノムワイドアプローチ(ゲノム全体を解析する方法)があります。

遺伝子と人の性格や心理は関係がありますか?

最近の研究では、行動や性格についても一部は遺伝子の影響を受けているという報告があります。しかし、人の性格や心理など、外見では分からない部分は、生活環境や教育によっても大きく影響されます。

病気・遺伝子検査・治療について

どのような病気でも遺伝子が関係しているのですか?

多くの病気に遺伝子が関係していると考えられていますが、遺伝子の働きがどの程度重要か(影響しているか)は、病気によっ
て異なります。しかし、生まれもった体質には遺伝子が関係しています。今まで「体質だから」の一言で片付けられていた病気
のかかりやすさや、薬効の違いを知るには遺伝子の解析が必要です。

遺伝子を解析して、自分のかかりやすい病気を知ることはできますか?

病気のかかりやすさ(疾患感受性)についても、遺伝子が関係しているとの研究報告は多くなされています。しかし特に生活習
慣病(高血圧・糖尿病・肥満など)については、食生活や運動習慣なども大きく影響しますので、遺伝子の解析結果だけで判断
はできません。遺伝子の解析結果が、病気への対処法を決める上で重要な情報となることがありますが、この場合にも、他の
要因を考慮に入れる必要があります。

自分の遺伝子の情報は教えてもらえますか?

研究段階の遺伝子検査の場合は、遺伝子の情報を知ることで、遺伝子検査を受けた方が直接メリットを受けないことがありま
す。このような場合には、遺伝子の情報をお返ししないことがあります。遺伝子の情報をお返しするか否かを、事前に医師・医
療機関から説明を受け納得した上で、遺伝子検査を受けていただくことが必要です。なお科学的見地から、その遺伝子の情報
が直接本人への治療や診断に関わることが明らかな場合には、医師・医療機関からの解釈を加えた上でお返しすることが可
能になると考えています。

病院で診断を受ける際にも、遺伝子検査をしてもらう必要がありますか?

今後は必要になってくると考えられます。現在の医療では薬効があるか否かなどの事前予測は難しいですが、オーダーメイド
医療では遺伝子解析により、服用前に薬効を予測できる可能性があります。この場合、診察時に遺伝子検査を受けることは、
治療法を選択する上で非常に有用です。今後、新たに病気に関係する遺伝子が解明されるほど、診断時に遺伝子検査を受け
る必要性も並行して高まると考えられます。

遺伝子の情報を用いた医療(オーダーメイド医療)は、どこで受けることができますか?

現時点では限られた医療機関でしか行なわれていません。しかしオーダーメイド創薬株式会社は、血液型が医療機関で簡単
に判定できるのと同じように、必要な時に多くの医療機関においても遺伝子の情報を用いた医療(オーダーメイド医療)が受け
られる医療体制づくりをめざしています。

遺伝子の型の違いで病気にかかりやすいのであれば、その遺伝子自体を変えてしまえば良いのですか?

特定の遺伝子を変えることで、別の病気を引き起こしてしまう可能性もあります。従いまして一概に良い悪いは判断できず、遺
伝子に手を加える治療については慎重な議論が行なわれています。オーダーメイド創薬株式会社は、個人個人が生まれ持っ
た遺伝子レベルの個性を把握し、その個性にあった薬剤の使用法を確立・実践することを目的としており、遺伝子に手を加え
ることは事業目的としていません。